タグ: 製造現場

  • 省人化していくって言うてたのに、改造の話どこ行ったん?

    省人化していくって言うてたのに、改造の話どこ行ったん?

    【製造現場事件簿】


    「省人化していく」

    「将来的に人は集まらへん」

    「誰でも出来る工程にしていかなあかん」

    ――そんな話は、もう何年も前から聞いてた。

    実際、現場には
    ガタイのええ人やないと
    扱えへん製品もあるし

    重労働で
    この先ずっと人に頼るのは
    無理やろって作業も普通にある。

    せやから

    「ここは改造せなアカン」

    「今のうちに手を打っとかんと詰む」

    って、ずっと言い続けてきた。



    それが、やっとや。

    「予算が取れた」

    って話が出た時は、正直

    「やっとスタートラインやな」

    と思った。

    これで省人化に一歩進める。

    誰でも出来る工程に近づけられる。
    そう思ってた。



    ……はずやのに。

    話を進めていくうちに
    どんどん雲行きが怪しくなってきた。

    ・やり方がコロコロ変わる

    ・別の案が出てくる

    ・技術部から
     「もっと安く出来る」話が出る

    気づいたら

    最初に言うてた話と
    向いてる方向が全然違う。



    省人化のための改造のはずが
    作業性が悪くなりそうな案が出てくる。

    誰でも出来るようにする話やったのに

    「今いる人が何とか頑張る」

    方向に寄っていく。

    これ、何がしたいんやろ?



    一番モヤっとするのは

    「改造するか・しないか」やない。

    何年も前から言ってた話が
    まるで最初から

    無かったみたいに扱われること。

    将来の話をしてたはずやのに
    いつの間にか

    「今の都合」

    の話にすり替わってる。



    ちょっと言い方きついかもしれんけど
    これだけはずっと思ってる。

    人減らしたい
    誰でも出来るようにしたい
    将来を見据えたい

    そう言う割に

    ・重い

    ・危ない

    ・人に頼らんと回らん

    そんな環境のまま

    「工夫で何とかして」

    は、正直ムチャやと思う。



    正直な話
    まだどうなるかは分からへん。

    せやけど一つだけはっきりしてる。

     省人化したいんやったら
       まず環境整えな無理やで?



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  • 改善をやめたら、現場は静かになった

    改善をやめたら、現場は静かになった

    〜現場でよく聞く話〜

    【製造現場事件簿】


    最近、現場の人から

    「改善をやめたら、静かになった」

    って話を聞くことが増えた。

    会議が減ったとか
    指摘が飛ばなくなったとか
    そういう意味での「静かさ」や。

    一見すると
    面倒ごとが減って
    楽になったようにも聞こえる。

    でも、その話をもう少し聞いていくと
    だいたい同じ違和感に行き着く。



    改善を出すと、仕事が増える。

    責任も増えるし、説明も求められる。

    「じゃあ最後まで頼むわ」

    で終わるケースも多い。

    そういう経験を何度かすると

    「言わん方がええな」

    という判断になる。

    それはサボりでも、無関心でもない。

    現場なりに考えた結果の、自己防衛や。



    問題が消えたわけではないのに
    誰もそれを口にしなくなる。

    設備も、段取りも
    人のクセも、前と変わってへん。

    ただ
    「触れられなくなった」だけや。

    静か=安定、とは限らない。

    静か=諦め、ということもある。



    改善をやめたからといって
    現場が急に壊れるわけでもない。

    ただ
    何も言われへん空気が続くと

    「何が問題なんか」すら

    見えにくくなっていく。



    まとめ


    静かな現場は、楽ではある。

    でも、安心できるかどうかは別の話や。

    少なくとも

    「静かになった=うまく回っている」

    とは言い切れへん。


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  • 改善提案を出すのをやめたら、現場が一番うまく回り出した話

    改善提案を出すのをやめたら、現場が一番うまく回り出した話

    【製造現場事件簿】


    「毎月、改善提案を3件出しましょう」

    この一文を聞いた瞬間
    正直こう思った。

    それ、改善ちゃうやろ。

    ノルマやん。



    改善って「出すもの」なん?


    改善提案制度って、たいていこうなる。

    • ネタをひねり出す
    • 紙を埋める
    • 出したら終わり

    結果どうなるかというと

    • 現場は別に変わらない
    • 本当に困ってるところは後回し
    • 「改善=書類作業」になる

    これ、改善の皮をかぶった事務作業や。



    本物の改善は
    だいたい勝手に始まる


    自分の場合はこうや。

    • 毎回聞かれるのがダルい
    • 探す時間が無駄
    • 書類が見にくい
    • 操作するたびにモヤっとする

       ⬇
    ムカついたから直す
       ⬇
    自分が楽になる
       ⬇
    結果的に周りも楽になる

    これが改善やと思ってる。

    改善しようと思ってやってない。
    気に入らん環境を放置できへんだけや。



    月3件ノルマが壊すもの


    月3件って数字、冷静に考えたら異常や。

    • 本気の改善はそんな頻度で出えへん
    • 出そうとした瞬間、小ネタになる
    • 本物は「取っておく」ようになる

    結果

    • 形だけの改善が増える
    • 本気の改善は提出されない
    • 改善制度そのものが信用されなくなる

    これ、完全に制度が目的化してる状態。



    だから改善提案を
    出すのをやめた


    腹立ったから
    先月から改善提案を出すのをやめたw

    その代わり

    • 条件表を作り直した
    • 色で識別できるようにした
    • 操作盤の横に貼れるようにした
    • 新人が遠目でも分かる配置にした

    誰にも言われてない。

    評価もされてない。

    でも
    現場は確実に回りやすくなった。



    新人の一言が答えやった


    ある日、新人に聞いた。

    「次、何スリットするか分かる?」

    新人が
    タイプごとに色分けした
    計画表を遠目から確認しだしたので

    「見えへんやろ?」

    と聞いたら

    「色でだいたい分かります」

    その瞬間、確信した。

    これが改善や。



    改善は「提出物」
    になった瞬間に腐る


    改善は

    • 書くためにやるもんちゃう
    • 褒められるためにやるもんちゃう
    • ノルマのためにやるもんちゃう

    自分の作業環境を良くしたいかどうか
    それだけで十分や。

    結果として良くなったなら
    それはもう改善やろ。



    今日の結論


    改善は「出すもの」じゃない。

    やってしまうものや。

    月3件の紙より

    1件の本物の改善。

    自分は、これからも
    ムカついたところを勝手に直していくだけや。

    それが一番、現場に効くと思うw


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