改善をやめたら、現場は静かになった

改善をやめたことで静かになった製造現場を表す工場内のイメージ

〜現場でよく聞く話〜

【製造現場事件簿】


最近、現場の人から

「改善をやめたら、静かになった」

って話を聞くことが増えた。

会議が減ったとか
指摘が飛ばなくなったとか
そういう意味での「静かさ」や。

一見すると
面倒ごとが減って
楽になったようにも聞こえる。

でも、その話をもう少し聞いていくと
だいたい同じ違和感に行き着く。



改善を出すと、仕事が増える。

責任も増えるし、説明も求められる。

「じゃあ最後まで頼むわ」

で終わるケースも多い。

そういう経験を何度かすると

「言わん方がええな」

という判断になる。

それはサボりでも、無関心でもない。

現場なりに考えた結果の、自己防衛や。



問題が消えたわけではないのに
誰もそれを口にしなくなる。

設備も、段取りも
人のクセも、前と変わってへん。

ただ
「触れられなくなった」だけや。

静か=安定、とは限らない。

静か=諦め、ということもある。



改善をやめたからといって
現場が急に壊れるわけでもない。

ただ
何も言われへん空気が続くと

「何が問題なんか」すら

見えにくくなっていく。



まとめ


静かな現場は、楽ではある。

でも、安心できるかどうかは別の話や。

少なくとも

「静かになった=うまく回っている」

とは言い切れへん。


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