改善提案を出すのをやめたら、現場が一番うまく回り出した話

スリッター機の操作盤横に、タイプ別に色分けされた条件表が整然と掲示されている製造現場の様子

【製造現場事件簿】


「毎月、改善提案を3件出しましょう」

この一文を聞いた瞬間
正直こう思った。

それ、改善ちゃうやろ。

ノルマやん。



改善って「出すもの」なん?


改善提案制度って、たいていこうなる。

  • ネタをひねり出す
  • 紙を埋める
  • 出したら終わり

結果どうなるかというと

  • 現場は別に変わらない
  • 本当に困ってるところは後回し
  • 「改善=書類作業」になる

これ、改善の皮をかぶった事務作業や。



本物の改善は
だいたい勝手に始まる


自分の場合はこうや。

  • 毎回聞かれるのがダルい
  • 探す時間が無駄
  • 書類が見にくい
  • 操作するたびにモヤっとする

   ⬇
ムカついたから直す
   ⬇
自分が楽になる
   ⬇
結果的に周りも楽になる

これが改善やと思ってる。

改善しようと思ってやってない。
気に入らん環境を放置できへんだけや。



月3件ノルマが壊すもの


月3件って数字、冷静に考えたら異常や。

  • 本気の改善はそんな頻度で出えへん
  • 出そうとした瞬間、小ネタになる
  • 本物は「取っておく」ようになる

結果

  • 形だけの改善が増える
  • 本気の改善は提出されない
  • 改善制度そのものが信用されなくなる

これ、完全に制度が目的化してる状態。



だから改善提案を
出すのをやめた


腹立ったから
先月から改善提案を出すのをやめたw

その代わり

  • 条件表を作り直した
  • 色で識別できるようにした
  • 操作盤の横に貼れるようにした
  • 新人が遠目でも分かる配置にした

誰にも言われてない。

評価もされてない。

でも
現場は確実に回りやすくなった。



新人の一言が答えやった


ある日、新人に聞いた。

「次、何スリットするか分かる?」

新人が
タイプごとに色分けした
計画表を遠目から確認しだしたので

「見えへんやろ?」

と聞いたら

「色でだいたい分かります」

その瞬間、確信した。

これが改善や。



改善は「提出物」
になった瞬間に腐る


改善は

  • 書くためにやるもんちゃう
  • 褒められるためにやるもんちゃう
  • ノルマのためにやるもんちゃう

自分の作業環境を良くしたいかどうか
それだけで十分や。

結果として良くなったなら
それはもう改善やろ。



今日の結論


改善は「出すもの」じゃない。

やってしまうものや。

月3件の紙より

1件の本物の改善。

自分は、これからも
ムカついたところを勝手に直していくだけや。

それが一番、現場に効くと思うw


👇 迷ったら、ここに戻ってきてや✨
🏰 このブログの全体像(要塞)はこちら

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA